主の栄光教会ってどんな教会なんだろう?その答えは、教会に通う一人ひとりにあると考えます。教会を作っているのは、教会に通う一人ひとり。だからメンバーを知れば、その姿が浮かび上がってくるはずだと、連載コラムがスタートしました。教会の掲げるミッションとしてのSMART(Social・Motivative・ART)。そんなスマートな人たちの魅力に迫ります。
信仰哲学は「最後まで楽しく信仰生活を送る」こと。神様の愛を受け、真理で自由になったからこそ、さらにもっとその愛を感じられるようにと楽しく信仰生活を送りたいと語ってくれた、卵焼きをこよなく愛する、愛されキャラメンバーの登場です。
File.020 Daichiさん(仮名・20代・社会人)
大変な時に掴まることのできる、
葛のつるような人になりたい。
―鹿児島県のご出身ということですが、あの有名人物に似ていると言われませんか…?!
よく言われます笑)髪型も変えようとした時があったんですが、なんだかんだでいつもこの形に落ち着いて…笑)
―笑)いやあ、初対面でも話題に事欠かない雰囲気をお持ちで素敵です! さてさて、聖書との出合いはどのようなもので?
大学に入ってもっと成長したいし、いろんな人を通して学びたいという思いがあったのですが、知り合いづてに会社を経営されている社会人に出会うようになって、その方が聖書を勧めてくださったのが最初のきっかけですかね。
―聖書という存在になじみはありましたか?
いえいえ、全く笑)しかも宗教に対する偏見も強い方でしたから、最初は「???」という思いがありましたが、紹介してくださった方とは家族ぐるみで親しくさせてもらっていたので、この人たちが勧めるのならば大丈夫だろうという信頼感があったので知ってみようかなと思いました。また、勧められた背景には、自分が大学のプログラムで1年生のころ、ミャンマーに研修で3週間ほど滞在した時の経験を話したことがありました。ミャンマーは生活の一部として仏教という宗教がある国だなと肌で感じ、また現地のNPO法人の方が「日本は宗教に疎い」と言っていた言葉も印象に残っていたので、その話を先の社会人の方とする中で、聖書の話になったんです。
―学んでみていかがでしたか?
「わからない…」笑)半年学びましたが、自分の生活にどう生かされるのかわからなかったんですよ。これを学んでいて大丈夫かな…?という懐疑心みたいなものも抜けていなかったこともあったと思います。そんな中、車校の合宿もあり学ばない期間がしばらくあり、合宿から帰ってきてから考える機会がありました。最後まで学んでみて判断するのはありだが、先入観が邪魔して中途半端にやめてしまうのはどうなんだ、と。そこでもう一度一から聞かせてくださいと自分から申し出て、半年ほど学び直しました。そして、実感を持てたので今も学び続けています。
―実感を得られた大きな要因はなんですか?
実践が大きかったと思います。改めて学び直そうと決めた時に、最初学んだ時の自分から変えたかった姿勢は実践でした。例えば、神様からのメッセージを万物や人を通して知ることができると聞いたときは、実際の生活の中でメッセージを見つけるように努力しましたし、7つは見つける!と決めて見つけるようにしました。
―ただ聞くだけではなく、自分から行動を起こされて徐々に実感するようになったと。
はい。なので、自分が信仰を持つようになったのは、なにか印象的なこれ!という出来事があってというよりは、本当にじっくりと学びながら生活の中で実践して少しずつという感じです。決めるまでは優柔不断ですが、決めたら最後までやるという精神はあったので、聖書を通して学んだ御言葉もただうのみにせずに、確かめながら自分のこととして確認できたときに自分のものになってきたと思います。
―さすがっ九州男児!笑)自分のこととして確認することは重要ですね。そんな男気のあるDaichiさんですが、教会の中では、イベントの際など司会や一発芸などを通して皆を笑わしてくれています。それは教会に通う前からの素質ですか?また、聖歌隊ではリーダーとして活躍されていますが、音楽には以前から触れてこられた?
まず、笑わせる素質についてですが、どうなんでしょうか…。ただ、思えば子どもの頃から、正月など家族親戚で集まった際には、一発芸をして大人から笑いを取れないとお年玉やお小遣いをあげないというシビアなルール笑)で、鍛えられてきましたかね…。みんなと一緒に楽しみたいという思いはいつも持っています。応援団長も小学校中学校でやっていましたしね。また、自分の故郷は小さい町でしたが、地元の成人式では実行委員長を務めたことも。一生に一度しかない成人式を思い出深いものにしたくて積極的にプログラムを考え、代表スピーチもさせていただきました!音楽に関しては、本当に苦手でした…!音楽の成績も散々たるもので…笑)でも、讃美歌は教会に通うようになって好きになりましたし、人に歌声を聞かせるというよりは天を意識することなので聖歌隊として歌えているのだと思います。聖歌隊のリーダーをやらせていただく上では技術的な面でまだまだ磨くべきところも多いのですが、心を導かないといけないという思いで聖歌隊長、頑張ります!
―なるほど! 一緒に楽しみたいという思いが根本にあって教会の中でも様々なことに挑戦されているんですね。
信仰哲学は「最後まで楽しく」です笑)
―ただ楽しいだけではなく、最後まで楽しく、ですね。もちろん、生活していると楽しいことだけでではないこともありますが、大変な時に乗り越えられたエピソードなどありますか?
大学院時代に、研究室で精神的につらい思いをさせられることがあって結構心理的に大変だったのですが、周りからは学生は時間があって楽だと見られることもあり、つらかったときがありました。その時に「人は瞬間しか見ていないけれど、神様は自分のすべてを見てくださっている」と感じることがあって乗り越えられました。また、諦めずに最後までおこなって学会の優秀発表賞を獲得したことや、奨学金が免除されたという大きな出来事も!これは自分の実力以上の力を発揮できたなと感じており、行ったとおりに報いてくださる神様の働きだと強く感じる機会になりました。
―さて、鹿児島ではCGMの教会メンバーがまだまだ少ない頃に教会に通うようになられたと思いますが、最初の方で導かれたことに対して思われることなどありますか?
実は、自分が何で神様に導いていただけたのかはずっと疑問でした笑)。自分よりももっといろいろできて、いい人もいたのでは…?と。でも自分は、どうやら(自分の)霊(※)が賢いようです笑)。高校2年生の頃に、人生のむなしさを強烈に感じたことがあって、努力すれば夢は叶うと思って高校1年生までは文武両道でうまくいっていたことが、段々いくら頑張ってもうまくいかなくなってきた時でした。自分では頑張っているつもりが、どうしても越えられない壁を感じ、何のために頑張って生きているのかと糸が切れた凧のようにやる気が起きなくなって、学校をさぼっては海を眺めてぼぅっと人生について考えていました。
(※)人間を構成する霊・魂・肉の霊のこと。
―ほほう。ロマンチストですね!
いえいえ、そんな感じでは全くなく! 真剣に人生について考えて、とにかくむなしいと。文武ともに成績がよいなど、目に見える成功に関心が向かっていた故の挫折みたいなものもあったかとは思いますが、それだけではない。表面的には楽しく生きられても、その時自分の奥底で感じたむなしさがまさに霊の思いだとわかったので、肉体の考えは幼いところもまだまだありますが、霊がうまく神様の方に引っ張ってくれる感覚があります。その霊の感覚があったから、神様が導いてくださったんだと思います。
―聖書を学ぶ上で、霊の存在を認められることは大きいですよね。神様も霊の存在なので。そんな霊が賢いDaichiさんの目指す人物像を最後、教えてください。
「葛のつるのような人」になりたいと思っています。自分はカリスマ性のある強いタイプではないので、自分の個性を活かして神様に用いられる人になりたいなと思った時に出合った言葉でした。つるがあれば掴まることができますよね。大変な時、休みたいなと思った時に助けてあげられる人になりたいと。
―今回は貴重なお話をありがとうございました!毎年痩せようと決心はするけど…だからスマートな人というよりは、「スマートになりたい人」ですかね?!と愛嬌ある笑顔で語ってくれたDaichiさん。今後もその柔和な人となりでのご活躍を期待しています!!
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