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主の栄光教会インタビュー連載コラム_Vol.24

主の栄光教会ってどんな教会なんだろう?その答えは、教会に通う一人ひとりにあると考えます。教会を作っているのは、教会に通う一人ひとり。だからメンバーを知れば、その姿が浮かび上がってくるはずだと、連載コラムがスタートしました。教会の掲げるミッションとしてのSMART(Social・Motivative・ART)。そんなスマートな人たちの魅力に迫ります。

今回は透明感のある癒し系キャラで、教会のみんなを和ませてくれるメンバーが登場します。痛みを知っているからこその優しさ、自然体の姿がとても印象的でした。

File.024 山中 舞さん(仮名・30代)

神様の前では素直に、正直でありたいと思っています。


―愛知県は美浜町のご出身で、都会は苦手とのことですが。

はい。今でもリフレッシュしたいなと思ったら海に行きますね。大学では経済学部に進みましたが、高校自体の理科(特に生物)の授業がとっても好きで理系に進みたい思いもありました。結局は文系進学だったのですが、小さなころから植物も大好きです。

―自然豊かな場所の方が落ち着くというのは、なんともイメージ通りです笑)! でも大学は南山大学にご進学されたので、(愛知県の中では)都会暮らしが始まったわけですが、大学1年生の時に聖書を学ぶようになったとお聞きしました。

そうです。ふんわりとした大学1年生ではあったんですが、高校生の時に読んだ漫画『SLAM DUNK』(集英社)のように熱い仲間たちと一つの目標に向かって頑張りたいという漠然とした思いがありました。自分を変えたいという思いがありましたし、人生の生きる意味を聖書を通して学ぶようになりました。

―熱いキャンパスライフとして、バスケットサークルに入るわけではなく、小学校、中学校と続けていた卓球部に入るわけではなかったんですね?

そうですね、いろいろ考えてしまって迷走してしまい、週2日の料理サークルに入るという…笑)。もちろん求めていた熱さは感じられず、何か違うと煮え切らない学校生活の中で、知り合いを通して聖書のことを知って学ぶようになりました。

―迷走の果てに、熱い道を見つけられてよかったです笑)! 聖書の内容は受け入れられましたか?

そうですね。最初、霊を作ること、永遠な霊の世界があると聞けてうれしかったのを覚えています。幼いころ、無になるというイメージの死が漠然と怖かったのですが、肉体が死んでも自分の霊が生き続けること、霊を作っていけば自分の個性も生かされることを聞いてよかったと思いました。聖書の話を聞きながら一つひとつが理にかなっていたし、無理矢理に信じさせられているのではなく、自分が腑に落ちて納得できるので信頼できる話なのだと思いました。

―神様という存在への抵抗感みたいなものはなかったんですね。

そうですね。実は小学生の頃から、持病で脚の不調や頭痛があり、中学生の頃からは、その頭痛が毎日続く状態があるのですが、小学生の頃に「地球のためにこの世のために頑張るので(この痛みを)治してください」とベッドで祈ったのを覚えています。自分も何かしてこそ助けてもらえると思ったので、そのようなお祈りをしたのですが…。なので、神様という存在を小さい頃からなんとなく認めていたと思います。

―病との戦いは続いているかと思いますが、肉体が感じる慢性的な痛みを経ながらも神様に出会って、ご自身が変化されたところは何かありますか?

頭痛は、波があるので慣れてきてそこまで苦痛ではなくなってきました。もちろん、完治させていかねばならないとは思います。が、肉体の痛みよりも心の痛みの方がよりつらいものでした。繊細なところがあったので、人目を気にするところ、人と比較する気持ちが強く、例えば「このように話したらどう思われるんだろう」と気にすることが多かったんです。しかし、神様に出会って神様はどう思われるのか、どう願われるのかといった点を気にするようになって、人目が気にならなくなりました。人と比較して勝手に凹んで自分を責め、自分を認められないからこそ、人のできないところが許せないみたいなところもあったのですが、神様と自分の一対一の愛を知って自分を認められるようになり、自分の価値がわかることで、自然と相手に対する価値に目が開かれるようになりました。対人関係であれほど感じていたストレスを、うそのように感じなくなったことは大きな変化と言えると思います。

―誰もが対人関係でのストレスを大なり小なり感じると思いますので、そのストレスが減ったのは大きいですね! 自分を認められるようになったことで山中さんならではの個性も開花したのでは? 山中さんと接していると、なんともいえないほんわかムードの中にクスっと笑わせてくれるところがあるんですよね。

笑)。ふざけて小ボケをかましてやろうというのは小さい頃からあって、家族に笑ってもらえるのがうれしかったので笑わせたいみたいな気持ちは昔からありましたね。でも、家族親戚からは、他の家族には見られない特徴なので、突然変異だって言われたことはあります笑)。そういう個性って成長するにつれて徐々に失われていくところもあったかと思うんですが、神様に出会って原点回帰?したのか、癒し系だと教会の皆さんにも言ってもらえるので、個性が開花したというか、封印されてしまっていた個性がにじみ出るようになってきた…?みたいな感じでしょうか。

―自分でも忘れていたよい性格や特徴が発揮されるのはうれしいですよね。教会の中でも物腰柔らかく、接しやすい雰囲気を持っているので、神様もほっこりされているでしょう。

そう言っていただけて感謝です笑)。自然体でいようと意識していますし、神様の前では素直に、正直でありたいと思っています。取り繕っている姿が好きではないので、教会に通うようになって、ありのままの自分を出せるようになったと思います。

―人間関係での悩みが減ったかと思いますが、社会人生活の中でも悩みなく過ごせていますか

社会生活では、大学生活では出会わないような人に出会いました。突然怒ってくる人など、どう接してよいのか…と悩む人たちに多く出会うことに…。信仰を持っているという自負心もあるので、気を強く持って耐えようとしましたが、正直、心折られる場面も…。そんなとき、イエス様の有名な御言葉である「敵を愛しなさい」というのと、説教の中で「人にもものにも何でも、まず大事に接してみなさい。そうすれば損することがなく、失敗しない」、「誠実に接して悪く思う人はいない」と聞いて、愛すること、誠実さをモットーにしてお客さんに接するようにしました。一つひとつの行動は小さくても丁寧に積み重ねていくことで、お客さんからよく思ってもらうなど、当初感じていた心折られるような難しさは減っていきました。

―「敵を愛しなさい」は実践のとても難しい御言葉の一つかと思いますが、自分の生活において、できる形で実践すると威力を感じますよね。

愛するというととても大きいのですが、誠実に接するという形で実践できたのが大きかったです。大事にすること、誠実に接することも愛することだと気づかせてくださったから実践できたと思います。

―なるほど! 最後に、今後の展望などお聞かせください。

自分と同じ悩みを持つ人を助けられる人になりたいですね。対人関係で悩みながらも、自分を作ることでいろんな人と接することができるようになって幸せと感じているので、自分の姿を通して周りの人たちが神様に出会って、幸せな変化ができるきっかけを作ることができるよう、サポートできたらうれしいです。

―貴重なお話をありがとうございました!強度に波はあれど、常に圧迫されるような頭痛を抱えながらも、みじんもそのようなつらさを感じさせず、柔らかさの中に芯の強さを感じさせる山中さん。今後も周りをほっこりさせていただき、さらなるご活躍を期待しています!!

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