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主の栄光教会インタビュー連載コラム_Vol.22

主の栄光教会ってどんな教会なんだろう?その答えは、教会に通う一人ひとりにあると考えます。教会を作っているのは、教会に通う一人ひとり。だからメンバーを知れば、その姿が浮かび上がってくるはずだと、連載コラムがスタートしました。教会の掲げるミッションとしてのSMART(Social・Motivative・ART)。そんなスマートな人たちの魅力に迫ります。


今回は、理学療法士として医療現場で働くメンバーが登場します。大学在学中は体育会系の部活に所属。本人の自覚はそこまでなくとも周りからは自己肯定感がとても高いと言われるという、明るいスポーツ女子の信仰の現在地に迫ります。

File.022 武田夏季さん(20代)


教会から離れた場所に住んでみて、
生活の中での信仰を本当の意味で意識するようになりました。


―聖書を学ぶきっかけは、大学入学時からの同期の友達を通してだったそうですね。そして聖書を学び、礼拝に出てから同じ部活の仲のよかったメンバーが同じ教会に通っているのを知ったとお聞きしました。

そうですね。同じ体育会系の部活に所属していた子だったのですが、引退を前に彼女が部活をやめてしまったことがあって。どうしてこのタイミングでやめるのだろう…?と思っていたのですが、礼拝に出るようになってから謎が解けました笑)

―誤解があったと?

大学1年の時から一緒に部活を頑張ってきて、4年生になるタイミングでこのまま続けるかどうかのタイミングがあるのですが、続けるはずだったのがやめてしまったので「筋が通ってないじゃんっ!」と怒りが…笑)でも、主日礼拝に参加するようになってから、説教の中で和睦の話がよく出てきたこともあり笑)、腹を割って話して誤解は解けました。その対話をする同じ時間にあわせて、同じ大学の教会メンバーみんなが「本当の意味で和睦がなせるように…」と祈ってくれていたようです笑)。自分からすると、他の部活のメンバーにも迷惑がかかることだし、など自分の見えている範囲や自分の物差しで測った時に、相手に対して怒り心頭モードだったんですが、彼女にとっては本当にやめるべきタイミングだったことがわかったので、今ではわだかまりもないです!

―おお。青春! 

笑)聖書に愛することについて多く書かれていますが、この出来事を通して身近なところでの神様のいう、愛することの意味を知り、実践できたかなと思います。

―神様の働きについては、受験時から感じることがあったとか。武田さんはどんな風に神様の働きをこれまで感じられてきましたか?

そうですね。結果的には名古屋大学医学部保健学科に入学するようになったのですが、高校3年生の時は名大の2次試験は難しいので、地元(静岡県)の大学でもいいと思っていました。が、当時の友人を通して名大の推薦の存在を知り、推薦で合格するようになりました。そして、母が名大の受験番号に「777の数字がある!こんなに7がある」と言っていたのも印象に残っています。今思うと、名大に行かなければ聖書に出合うこともなかったと思うので、この時も神様は働きかけてくださったのかなと思います。神様の働きに関しては、こうした一つひとつのきっかけみたいな出来事が積み重なって感じるようになってきたイメージですね。

―衝撃的なこれだ!という大きな感動というよりはということですかね。

そうですね。例えば最初の就職先が大学病院だったんですが、最初は実家の方に戻って就職しようと思っていました。就活の際に、担当教授に面談に行く道中で、鳩が目の前にバタバタと羽ばたいてきて「これは何か教授を通して神様の方向性が与えられるのかな…?」と思っていると、教授からは「勉強のために3年は大学に残ってはどうか」というお話でした。極めつけは、大学病院の採用試験を受けた後に見た夢。下宿の郵便ポストを開けるとその病院の合格通知がある、という夢でした笑)

―なるほど、わかりやすい。こうして卒業後初の就職先は名古屋で経験を積まれて、現在は静岡県浜松市の病院に勤務されていますが、主の栄光教会のある名古屋からは車で2時間ほど離れていますね。離れた地で信仰生活を守ることになって変化したことなどありますか?

信仰を持つようになってから、教会が近くにあったのでその場へ行けば聖書を学べましたし、教会のメンバーもいます。つまり、信仰を育みやすい環境が近くにあったのですが、離れてみると自分が「雰囲気信仰」だったなと思い知ることに…。教会のメンバーに支えられていたんだなとわかりました。信仰的にもある程度土台ができて丈夫になったので、教会から離れた場所で生活するようになったんだろうと思っていましたが「自分、まだまだだな…」と思います。離れてみて、自ら生活の中での信仰を考えるようになりました。

―恵まれた環境だったことに気付いたと。

はい。教会という場所への感謝も持つようになりました。今は、主日礼拝に参加するために浜松在住の他2名の教会メンバーと車で向かいますが、車中で話していたことの答えが説教の中で伝えられることなどが多く、2時間かけて礼拝の準備をしている状況ですかね。

―いいですね! 片道2時間の道のりは長いと思いますが、神様に出会う大切な条件ですね。さて、理学療法士として勤務される中で信仰を持っていたからこそ、よかった点などありますか?

リハビリを担当した患者さんが亡くなるなど、人が亡くなられるのを目の当たりにすると、信仰がなければ気持ち的にマイナスの方向に引っ張られていたと思います。また、信仰があるからこそ、その方たちのために祈ることもできるのは大きなことだと思います。そして、どんなに地位や財力、そして気力があっても難病で亡くなっていく方たちもいます。そうした時に目に見えるものに重きを置く価値観だけでは限界があると思いますし、健康の価値や自分で果たすべき責任や神様から守られていることへの感謝なども自然と生まれました。

―肉体の死に直面することの多い職場だからこそ、目に見えないものへの価値を感じざるをえないですね。また同時に、肉体の神秘も感じられそうですね。

はい。神様の創造はすごいですね。例えば、肺が半分なくても生きていくことはできるのに、少しの損傷でも死に至ることもある。人体の神秘を感じます。

―さて、武田さんは社会人になられてもずっとスポーツを続けられていると思いますが、信仰を持っているがゆえのスポーツの魅力とは?

教会のみんなとはサッカーやバレーボールなどをやることが多いですが、スポーツは瞬間の判断で動くので、自分の今の信仰状況や足りないところなどがプレーに出てきます。それが魅力の一つです。平素やってこなかったことは瞬間の判断でできるわけがないですし、自分自身の点検ができてとても楽しいです。

―さすが! 自己肯定感が高いですね~笑)!足りないところを突き付けられても楽しいと思えるのはとっても素敵です。

笑)自己肯定感の高さは、教会に通うようになって変化したことの一つですよ笑)。周りからやけに言われるようになって、そうなのかな…と自覚するようになりました。自分ではそう感じたことは全くなかったのですが。

―サッカーの試合でも感動したことがあったとか。

そうですね。昨年の秋にCGM(キリスト教福音宣教会)主催のサッカー大会があったのですが、勝ったチームも負けたチームも喜んでいて、どちらが勝っているのかよくわからないという不思議な現象を目のあたりにして感動しました笑)。試合となると勝敗が決まるものですし、私も体育会系でやってきましたからうまくやろう、勝とうとまずは考えますよね。もちろん、勝ちに向かうことも大事なことですが、神様という存在を中心としたサッカーの試合ではシビアに技術の差が影響しないように思います。神様の前で条件を立ててきた人が不思議と点を入れるんです。主のもとでのサッカーをやりたい人はぜひ、一緒にやれたら!

―最後に、武田さんの今後の目標などお聞きできたら。

これまでは自分個人の成長に向き合ってきた感じですが、これからはもう少し視野を広げて、教会の中での役割であったり、浜松という生活の場である地域における、自分への神様の御心だったり、医療分野での御心であったり、自分に向かう神様の御心をはっきりさせて成してゆきたいですね。

―貴重なお話をありがとうございました!武田さんの一つひとつ真心を込めて生活していらっしゃる姿が目に浮かぶようでした。スポーツ女子として、教会の女性メンバーへの地道なスポーツ啓蒙運動もぜひ継続してくださいね笑)!今後のさらなるご活躍も期待しています!! 

名古屋大学時代の体育会系ラクロス部での一幕。大学卒業まで続け、引退。マネージャーを務めた。マタイによる福音書25章40節に感動し、目の前の小さな作業ひとつも神様に行う気持ちで取り組むことに挑戦したという。
浜松⇔名古屋の道中で、お気に入りのスポット。東名高速道路から見る浜名湖がお気に入り。
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