主の栄光教会ってどんな教会なんだろう? その答えは、教会に通う一人ひとりにあると考えます。教会を作っているのは、教会に通う一人ひとり。だからメンバーを知れば、その姿が浮かび上がってくるはずだと、連載コラムがスタートしました。教会の掲げるミッションとしてのSmart(Social・Motivative・ART)。そんなスマートな人たちの魅力に迫ります。
File.004 近藤みさきさん(会社員)
わからなくても大変でも、
すぐに結果がでなくても、一度始めたら最後まで。
―教会へ通うようになったきっかけは?
大学1年生の冬ごろ、将来自分は何をやっていったらいいんだろう…と考えてインターンに応募してみたりといろいろとやっていた時に、大学の先輩を通して聖書に出合ったことがきっかけですね。
―1年生の頃からそこまで深く考えていたのは、大人っぽいですね。
そうですかね笑)。留学で年上の人と接する機会が多かったのもありますかね。高校2年生の時にイギリスに1年間語学留学をしていたので、実際は大学1年生というよりは1年上だったからでしょうか…?
―留学経験があるから聖書に抵抗みたいなものはなかったですかね?
そうですね。高校も大学もミッション系の学校なので、聖書には抵抗は全くなかったですね。でも、最初はよくわからなくて。最終的に、エリヤという人物の話を通して自分が覆されました!
―聖書にある程度なじみのある人にとっては、有名人物のエリヤですが、なかなかマニアックな人物ですよね?どうして覆されたんですか?
エリヤという人物がカルメル山で敵と対峙する場面があるんですが、その時にイスラエルの民に向かって「あなたがたはいつまで二つのものの間に迷っているのですか。主が神ならばそれに従いなさい」(『聖書 口語訳』日本聖書協会発行より)と言うんですが、まさに自分に言われているなと衝撃を受けたのを覚えています。
―何かの間で迷っていたと?
はい。当時私は、大叔母さんと一緒に住んでいたんですが、彼女は仏教徒でした。大好きな大叔母さんでもありますし、影響を少なからず受けていたと思います。そして、神様は目に見えないし…。仏もありなんじゃやないかと。でも、このエリヤの言葉を通してと、実際に聖書を学ぶ中で感じてきた神様の働きは嘘じゃないと確信し、いつまでも迷っていてはいけないなと決心したんです。
―そうして決心されてからは一直線!という印象ですね笑)。最近、ヘッドハンティングされたと聞きました。お仕事においても、こうと決めたら最後まで!といった感じでしょうか。まずは、最初の社会人としてのキャリアはどのようなスタートで?
東京の大学を卒業して最初の就職先は、BtoBの外資系の保険会社で、営業職でした。男性しかいない中で、女性1人。そんな中、ゆかりのない金沢への配属となりました。
―社会人1年目でゆかりのない地での生活。心くじかれたりしましたか?
はい。でも、先ほど言われた通り、一度始めたら一所懸命、大変でも最後まで続けるという精神が小学生の頃からあって、よく周りの人たちに「健気だね」と言われてきたタイプなんです。なので、仕事や職場で心くじかれてつらいことも多かったですが、そんなことで辞めるなんてできないと思って頑張りました。信仰面においては、神様との1対1の関係というのが強まったと思います。東京にいる時は教会の人たちが周りにたくさんいて、イベントもあって楽しく過ごしていました。しかし金沢では、それまでのように周りに教会の人もあまりいないので、自らやらなければ、何か自分でやるべきことを生み出さないといけない環境でした。でも、そうすることで自分がより神様という見えない存在との関係を強めるきっかけになったと思います。
―そして、名古屋に来られてから今の設計会社に転職され、営業5年目でクライアント先にヘッドハンティングされたと。
はい。最初の会社を辞める時には、先にお話しした心の持ちようもあって、結構悩みました。逃げているだけではないか、と。でも、これも金沢時代で培われた神様との1対1の関係で、祈り求めた時に大きなきっかけがあり、辞めた方が自分にとってベストな選択だと確信し、辞めて名古屋で転職しました。そして、今度はヘッドハンティングされてIT系の営業職として勤務することになります。
―ご自分の強みは何だと思われますか?
そうですね。ヘッドハンティング先の社長に「好奇心旺盛で素直だ」と言われましたが、自分でもそうだと思います笑)
―数社からヘッドハンティングされたとお聞きしましたが、これから勤められる会社への決め手は?
今年の4月ごろに今後のキャリアについて悩んでいた時、これから勤める会社の社長に相談してみたんです。そうしたら、その社長が「使命は神様が与えるものだ」と。そして数社から声をかけられていることに関しても「あなた自身にとって新しいキャリアへの準備が今進んでいるということだから、その機運にのったらいいと思う」と話してくれました。
―いわゆる、「しるし」(神様の働き)があったと感じられたわけですね。
はい。でも、それだけではありません。社長とお話ししながら、経営者がどんな視点で物事を見て判断されているのか興味が沸き、社長の近くで働きたいと思ったからです。数社声をかけられた中で、いわゆる大手企業を選ばなかったのもそのためなんです。
―お父様も経営者でいらっしゃいますよね?その影響もありますか?起業も視野に入れられている?
そうですね、父の影響はあると思います。経営や起業には大学生時代から興味は持っていましたし、先の社長の、何もないところから会社を立ち上げ、紆余曲折を経て会社を成長させてきた過程や経営へのビジョンなどを聞き、とてもワクワクしている自分がいたんです。給与面や雇用条件も細かくヒアリングして、実際に働く人たちに接し、現場も拝見した上で最終決定に至りました。
―今後は仕事においても人としても、どういうモットーもしくはビジョンをもってやっていきたいですか?
仕事ではきちんと数字としての結果を残したいと思っていますし、人としては神様の心にかなう人でありたいと思います。たとえ、神様の御心の方向が自分の目指す方向と違ったとしても、その御心に従える人でいたいです。
―まさに、これまでも大きくて深い神様の御心の中で突き進んでこられたと思いますし、今後もどのようなキャリアを積まれるとしても、神様の御心に沿っていかれてください。
はい!神様にとっても、周りの人たちにとっても素敵だと言われるよう、頑張っていきます!