主の栄光教会ってどんな教会なんだろう?その答えは、教会に通う一人ひとりにあると考えます。教会を作っているのは、教会に通う一人ひとり。だからメンバーを知れば、その姿が浮かび上がってくるはずだと、連載コラムがスタートしました。教会の掲げるミッションとしてのSMART(Social・Motivative・ART)。そんなスマートな人たちの魅力に迫ります。
自分の好きなこと、向いていること、スキルそしてそれらが持続可能かどうかを客観的に見極めて物事を突き進めるマインドに長けた人―。今回は、そんな言葉がぴったりなメンバーのご紹介です。インテリアコーディネートやイラストといった自分が好きで磨いてきた表現手段を通して信仰者としてのQOLを追求する姿勢にも脱帽です。
File.037 Solさん(会社員・30代)
時代が求める「軸」を
知りたい、と思っていたら
見つけてしまったわけです。
―HP編集部でインタビュー取材の撮影や「趣味カツ」コーナーの記事制作など、さまざまにご活躍中のSolさん。身内取材ということで今回はご快諾いただきありがとうございます笑)
身内…笑)。このタイミングで取材をする側ではなく、受ける側になりましたが今日は楽しみにしてきました。
―さて、Solさんが聖書に出合ったのは社会人になってからだとお聞きしました。
そうですね、正確にはイギリスへの留学時に大学の寮が同じだった友人を通して、帰国後、聖書を勧められたことがきっかけですね。卒論でウィリアム・モリス(※)を研究したこともきっかけとなりました。
(※)19世紀イギリスの詩人、デザイナー、思想家、社会運動家。アーツ・アンド・クラフツ運動を主導した。著書に『民衆の芸術』、『ユートピアだより』などがある。
―ウィリアム・モリスですか。産業革命の流れで世界の中でも工業化が進んでいたイギリスで、手仕事の美しさを生活の中に取り入れることを唱え活動した人物ですね。
はい。生活美を唱える傍ら社会起業家としても活躍していた彼の生き方をモデルにしたいと思って研究していたら、思想哲学にたどりつき、それを学ぶうちに歴史の流れの中でメインとなる思想というものがあることがわかりました。ルネサンスや産業革命など、時代ごとに思想のトレンドが必ずあって、それは今の時代でいうならばなんだろう…?と思ったんです。

―その点深めていく前に…。起業家としての生き方をモデルにしたかった、とおっしゃいましたが、Solさんは学生時代にいろいろやりつくして、教会に通うようになったと聞いたことがあります。
そうなんです。学生時代にいろいろやりつくして限界を感じたんですよね。社会問題を解決する、社会貢献につながる仕事をやりたいと思っていたので、起業家のもとで長期インターンを何度か経験しました。ベンチャー企業のアシスタントとして住み込みで1カ月ほど働く、地域活性化プロジェクトの一環で観光ベンチャーに住み込み3カ月など…。イギリスではツーリズムを学び、帰国後、日本をもっと元気にしたい!と思っていました笑)。
―おお。いわゆる意識高い系の学生ですね!
はい、まさに! 社会への違和感みたいなものを学生時代から抱いていたこともあって、企業活動と社会問題解決の両立に関心がありました。実は私は、小学校高学年から学校に行っていなくて数年ホームスクーラーをした後、当時はまだ数少ないオルタナティブスクールに通っていました。いわゆる普通の中学校、高校には通いませんでしたが、近所に住む友人たちと当時10冊以上の交換日記をかけもちしていたことも。なので、友達とうまく付き合えないというよりは、集団生活になじめなかったのか、大多数と同じであることを求められているように感じる日本の学校の枠組みから逃れたかったのかもしれません。何のために勉強するのかよく分からなかったですし、根本的には自分の中で学校へ行く意味が見出せなかったのだと思います。(学校へ)行くと身体の調子が悪くなったんですよ笑)。

―ふむ。幼いころから社会というものに意識を向けてこられたんですね。ところで、大学へは通おうと思って行かれた?
はい。本を読んで世の中について知り、考えることは好きだったので、留学してみたい、そして大学で興味のあることを思い切り学んでみたいと思っていました。英語は小学校の頃に観た映画の影響で好きになり、ずっと個人的になんとなく勉強していたので、大学には英語で受かったようなものです笑)。高卒検定(旧大検)を受けて大学受験資格を得た後、某公立大学を受験しましたが、当時、英語と面接だけの試験がありました。英語の長文読解問題が、自分の志望理由に書いたテーマの内容で、しかも関連図書を読み漁っていて事前に内容自体をよく知っていたので、読めない英文も多々あったんですが笑)、読解できたという奇跡が笑)! なので、合格した時には「自分には神様がついてるかも」と初めて思いました笑)。
―素敵な経緯ですね! ちなみに、先ほどちらりと触れられましたが、学生時代にやり尽くした経験として頑張ってこられたことは?
学生時代は様々に忙しくしていましたが、中でも社会問題に取り組むベンチャー企業でのインターンを頑張りましたね。メディアにも興味があったので、インカレサークル的な活動で自身のインターン経験の特集記事や他の大学生の活動記事を担当したこともあります。そして自分が撮った写真と共にメディアに掲載されることもありました。ただいろいろやる中で、自分が何に向いていて、何に興味を持っているのか、段々わからなくなってきて、社会問題もキリがないと感じるようになり「結局何のためにやっているのか?」と答えを求めるようになりました。経営者や著名人など誰に聞いても納得のいく答えを得られなくて、やり続けるにしても「やり続けられる信念が欲しい」というか、「(信念が)ないとやっていけない」と思っていたんです。

―いろいろとやりつくして、その先が、そして根本が見えなくなってきた過程で出合ったわけですね。時代のメインとなる普遍的な真理に。
そうですね。先にお話していたように、「歴史の流れの中でメインとなる思想が時代ごとにあるけれど、今はなんだろう?その大きな思想の方向に合わせていれば、それが軸なのだから何をやっても大きく失敗はしないはず。時代が後押しするからきっとうまくいく」と思いました。そうして留学時に出会った友人が先に学んでいた聖書に出合ったわけです。卒論の内容をもっと追求するために、お金を貯めて海外の大学院にでも行こうと考えていたので、身近な友人を通して(聖書に)出合えたことが本当に驚きでした。実際、学んでみたら大学の授業や世の中の書物とは一線を画すのを感じ、学ぶ中で6000年の歴史を持つこの普遍的な真理はついていくもの、一生投資すべきものだと感じました。
―Solさんの原点になったんですね。
はい。ついでにお話すると、教会は様々な人がたくさん集まるという点で、組織ですよね。でも、人のためや組織のために何かをやるのではなくて、神様のためにやるという原点を忘れないことが私は大事だと思っています。組織に縛られたくない私が、10年以上、(教会という)同じ組織に居続ける奇跡が起こっているわけですが笑)、まさに、普遍的な真理についていくという原点がはっきりしているからこそ「神様のために」というのは私にとって重要なポイントなんです。さらに言うならば、教会とは直接関係のない、社会人としての仕事も根本は神様のためです。これまで、純粋にその思いを追求して投資した結果、神様からもらったものがたくさんあるのを実感しているので。神様は実に何でも下さるなあと思います!

―実際に経験しているから説得力がある笑)。神様からもらったものがあるということですが、さきほど、神様を初めて感じたエピソードとして大学に合格した経緯を話してくださいました。その他、真理にゆきつく前に神様という存在を意識したことはありましたか?
そうですね。留学先がイギリスになったことが、まさにそうでした。ロンドンに1年行ったわけですが、物価も高い場所ですし、留学資金も豊富にあるわけではなかったので、留学も英語圏で行ける安めの場所に、と思っていました。しかし、留学を決める直前に世界的な金融危機があり、学費が100万円単位で浮いたこと、大学の友人を通して民間の奨学金プログラムの存在を知ったことで、予算内でイギリスに行けることになったんです。大学もイギリスも到底本来の自分の力では行くことができなかったので、行くべきところだ! という感動があったのを記憶しています。「偶然」と呼ぶには軽率で、何かに導かれている感覚はあったので、帰国後、神様を知って、答え合わせができた感じがありました。
―まだ神様を信じていないのに起こるミラクル体験ってありますよね笑)
笑)。その時からも神様が働きかけてくださったと思うと、感慨深い。
―感慨深いですね。神様を知ることで過去の点がすべてつながっていく。今では、自分に働きかける神様をより実感できるようになりましたか?
はい。何となくいると思っていた神様の存在を確信できてシンプルに生きられるようになったことが自分の中では一番の「スマートな」変化だと言えると思います。学生時代に意識高く色々と行なってきましたが、結局4年生になっても行きたいと思える会社がなかったんですよね。そして卒業後の最初の2年は、非正規雇用でのスタートでした。その間に教会に通うようになり、5回の転職を経て今に至るわけですが、どの転職も、一人で行なったというよりは神様が一緒に行なって下さった感覚です。転職の度にどんどん条件も良くなっているので、このミラクルはレベルアップしてまだまだ続く気がしてなりません笑) 。また学生時代にやりたかった社会貢献活動も、教会活動を通して行なえているので、神様は私の夢をこういう形で叶えて下さるのかと感じています。

―さて、今回のインタビューは、神様に出会った経緯が内容のほとんどを占めるという新鮮な展開になりましたが笑)、最後にご自身の今後の目標などお聞かせください。
日本だと「信仰」というと敷居が高いイメージがあると思いますが、「信仰生活」というように「生活」なんですよね。皆、仕事や学校にも行くし、家族とも過ごして、趣味も楽しむ。そんないろんな信仰生活の姿をHPやSNSなどインターネットを通して発信していきたいのと、もっと気軽に教会に訪れることができるようなイベントなど企画していければいいなと思っています。
貴重なお話をありがとうございました。そういえば、Solさんが教会に通うようになってからの武勇伝は、教会に通うようになった時から仲良くさせてもらっている自分としては知っている方なので、今回はより知らなかった時代に触れられて個人的に楽しかったです笑)!これからも、自身の生き方を通して神様、そして主を証する仲間として一緒に走っていきましょう~!よろしくお願いしますっ!



神様と出会うきっかけとなったといっても過言ではないイギリス留学時代。バッキンガム宮殿(写真左)は寮から大学までの通学路だったという。ウィリアム・モリスのアーツ・アンド・クラフツ運動の拠点Red House(写真右)いずれもSolさんが留学時に撮影したもの。

Solさんの素敵なインテリアコーディネートが発信されているので、是非のぞいてみてください!

