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インタビュー連載コラム_Vol.2 「SMART」な人

主の栄光教会ってどんな教会なんだろう? その答えは、教会に通う一人ひとりにあると考えます。教会を作っているのは、教会に通う一人ひとり。だからメンバーを知れば、その姿が浮かび上がってくるはずだと、連載コラムがスタートしました。教会の掲げるミッションとしてのSmart(Social・Motivative・ART)。そんなスマートな人たちの魅力に迫ります。

File.002 日沖俊介さん(30代・会社員)

「最後まで」。この言葉を人生のターニングポイントを通して実感しています。


―教会へ通うきっかけは、大学生の時のゴスペルライブだったとのことですが、音楽には昔から興味があったのでしょうか?バイオリンも社会人になってから習得されたと聞きましたが。

音楽に興味はありましたが、幼いころから音楽をやっていたというわけではなかったんですよ。でも「自分の個性通りに生きたい」という思いがずっとあって、聖書を学んでから自分らしく生きられるようになったと思えるようになりました。そんな中、もともとやりたいと思っていたバイオリンの教室の看板を見てふと興味がわいて、やるようになりました。

―ふと興味がわいたことを実行に移したんですね。聖書を学ぶ前ではそういうことはなかったですか?

そうですね、「自分が」やりたいと思えることを実行してみて、自分に合っているのを確認して続けられるようになりました。

―合気道もコロナ渦から始めて、この半年以内には黒帯取得の予定とお聞きしましたが、バイオリンも含めて短期間で習得されるコツのようなものはあるんでしょうか?

合気道は、大学時代の下宿の側に有名な柔道場があって、学生時代に柔道をやったのですが、そのつながりで大阪勤務時代から始めました。幸い、合気道のいい道場が名古屋にもあったので、今は自転車で40分かけて自宅から週2回ほど通っています。合気道もバイオリンも「やってみたい」という思いがあってというのもありますが、自分は転勤が多く、知らない土地に赴任することが多いんです。その土地のことをもっと知りたいという思いで、教室や道場にも通っています。そこでは年齢、性別、職業など関係なく様々な人と交流できるのが刺激となっていますので。そうした刺激が興味を持ち続けることにつながり、習得にもつながったと思います。また、目標があることも大きいですね。バイオリンならば、自分は仕事の関係上、月一回しか日曜日の礼拝には参加できないので、そこで演奏したいというのがあります。また、教室に通いながら定期的にコンクールやコンサートに参加する機会があり、それを達成していくことでレベルアップできていると思います。あとは負担なくマイペースに、自分が好きでやることが大事ですよね。

―何かを習得するために大事な点をお聞きできました。それにしても、その継続力の源はなんでしょうか?

大学4年生の夏に起きた出来事を通しての経験が源になっているといえるかなと思います。その時、所属していた研究室を辞めさせられるというショックな出来事があったんです。自分としては、このまま研究室で研究を続け、大学院へ進学すると信じて疑っていなかったですし、それが自分の道だと思っていました。大学3年のころには研究で賞までもらっていましたし。大きな挫折とともに、信じていた神様への不信感が募り、すっかり自信もなくして途方にくれていました。

―教会へも通わなくなったとか?

いえいえ、逆に研究室を辞めさせられたことにはどんな天の御心(神様の思い)があるのか知るまでは諦められないと教会にはかろうじて笑)、通っていました。それから1年間は様々なアルバイトをしながら仕事を見つける日々でしたが、もともと研究室しか頭になかったので、その日々ももがきでしかなかったですね。

―まさに、「目の前が、暗くなりました」と。(※注:「 」内は『感謝します』の賛美歌詞より)

そうですね。悶々とする中で、今の職場の就職試験を受けることになったんですが、やる気がそこまでなかったのも事実かな笑)。筆記試験の当日は、蚊によって起こされるぐらい。蚊がうるさくてしょうがないから起きて、久々に聞いた朝の礼拝の説教で、「最後まで耐える人だけが花を見て実も見る」とあったんです。

―神様からのメッセージを受けて、試験会場へ行ったわけですね。

実は試験勉強も1カ月しかできず臨みました。にもかかわらす、記述問題が自分の研究テーマとほぼ同じだったという奇跡が!しかもその問題の配点が一番高くて、一般教養は自信なかったですが、筆記試験で見事合格。また、面接では「どういう将来的なビジョンをもって仕事に取り組んだらよいか」という質問を面接官にしたところ、気に入られて採用という流れになりました。そして、この職場で7年が経ちますが、仕事を通して自分の内面をたくさん磨けましたし、その土台の上に様々な個性も開発できたと思います。コミュニケーションが苦手でもあった自分が、研究室ではなく、人とのコミュニケーションが必須の環境に送られたので。この経験が、諦めてはいけないし、諦めたくはないという継続力の源になっていると思いますね。

―過去を考えて、現在のご自分の姿を見ると、現在までの流れが行くべき道だったと思われますか?

そうですね。過去の自分から考えると、現在の姿は信じられない現実です。神様は苦しい状況であっても、また、自分がその時はわからなくても、最後まで信じて諦めなければ思ってもいなかった方向に道を開いてくださって、必ず良い方向にいくと実感しました。

―最近ご結婚もされましたしね笑)。

ええ笑)。とても祝福されていると思います。妻もバイオリンをやっていますので、近々、夫婦でバイオリンを披露したいと思っています。それと、コロナとの兼ね合いもありますが、名古屋では教会の人たちでコンサートをしたいですね。

―ぜひぜひ。楽しみにしています! 自分にとって一番良い方向へと導いてくださる神様と共に生きる生活を、現実的に送られている姿が印象的です。

「主と共に最後まで」。短いですがこの言葉を人生のターニングポイントで実感できて本当に良かったと思います。


バイオリンの練習風景の一場面。写真は『ボッケリーニのメヌエット』を演奏中。現在は『バッハの2つのバイオリンのための協奏曲』に挑戦中だ。
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