整理収納のサポートを始めた私ですが、実は、家の中が散らかることもよくあります。
夫と子ども3人との暮らし。家族が生活していれば、モノが出しっぱなしになることもあるし、散らかるのは自然なことだと思っています。
気がついた時や、そこを通った時、寝る前などに、その都度片付けられたらいいのですが、いつも前向きに取り組めるわけではありません。
やりたくない日もあれば、体調の変化や天気の影響を受けて、家事や片付けが思うように進まない日もあります。
そんな時、以前の私は、できない自分を責めることがよくありました。
「どうしてできないんだろう」
「もっと頑張れるはずなのに」
そんなふうに自分を責めてしまい、ますます動く気力がなくなってしまうこともありました。

遊んだままになっているおもちゃたち。
自分を責めていることに気づく
最近は、自分を責めていることに気づいたら、いったん立ち止まるようにしています。
できなかったことばかりに目を向けるのではなく、今与えられている環境や暮らしに目を向け、感謝できることを探してみます。
何かができたから価値があるのではなく、何かを成し遂げていなくても、自分には自分の価値がある。
そんなことを思いながら、今あるものに目を向けるようにしています。
感謝に目を向けていると、不思議と、自分が「やらなければ」と思い詰めていたことが、少し小さく感じられることがあります。
宇宙があって、地球があって、空気があって、今ここに自分が生きている。
そう考えると、自分の力だけで頑張っているのではなく、神様が与えてくださっているものが、こんなにもたくさんあるのだと感じます。
目の前のことでいっぱいになっていた心が、少し広がっていくような感覚です。
もちろん、いつも上手に気持ちを切り替えられるわけではありません。
それでも、自分を責めていることに気づき、今あるものに目を向けてみる。そんな時間を大切にしています。
私が試している、小さなこと
気持ちが疲れている時、私が試していることが二つあります。
一つ目は、呼吸に意識を向けてみることです。
横になれる時は、ヨガのシャヴァーサナのように、体を床に預けて、呼吸や体の感覚を感じてみます。
横になれない時も、少し目を閉じて、ゆっくり呼吸をしてみる。
呼吸に意識を向けていると、自分自身の存在や体の感覚を感じられ、あれこれ考えていた頭の中が少し静かになっていきます。そして、目の前にあることに、改めて意識を向けられるように感じます。
二つ目は、ほんの少しだけ行動してみることです。
・床に置かれたものを5個だけ片付ける
・少しストレッチをしてみる
・ノートを開いて、今の気持ちを一つだけ書いてみる
・一言だけ、お祈りしてみる
大きなことをしようとすると、考えることが増えて、かえって動けなくなることがあります。そんな時は、小さなことから始めてみる。すると、思いのほか気持ちが動き出すこともあります。
行動することで、心があとからついてくることもあるのだと感じています。
もちろん、体調が悪い時や疲れがたまっている時は、無理をせず休むことも大切にしています。
何かをすることだけが、前に進むことではないと思うからです。
頑張れない自分のために、先に暮らしを整えておく
そして、もう一つ、私が大切にしたいと思っていることがあります。
それは、前もって、少しずつ暮らしを整えておくことです。
私たちは、いつもやる気に満ちあふれているわけではありません。
だからこそ、元気な時、余裕のある時に準備しておくことが、未来の自分を助けてくれることもあると思います。
例えば、モノの定位置を決めておくこと。戻す場所が決まっていれば、散らかった時にも「どこにしまおう?」と考えずに済みます。
また、自分が管理できる量にモノを収めておくことも、片付けの負担を減らすことにつながります。
そのためには、自分が好きなモノや、使いやすいと感じるモノを知っておくことも大切です。自分に合うモノがわかっていれば、選ぶ時の迷いも少なくなるかもしれません。
整理収納というと、いつもきれいな家を保つためのもの、というイメージがあるかもしれません。でも、私にとっては、調子のいい時も、そうでない時も、少しでも心地よく暮らすための工夫でもあります。
頑張れない自分を変えようとするだけでなく、頑張れない日にも困りにくい暮らしを、少しずつつくっておく。そんな整え方もあるのではないかと思っています。
できない日には、自分を責める代わりに、今の自分はどうしたら少し楽になれるだろう、と考えてみる。
休んでみるのもいいし、何か一つだけやってみるのもいい。
そして、余裕のある時には、未来の自分が少し楽に過ごせるように、暮らしを整えておく。
今回のお話が、そんなことを考える小さなきっかけになれば嬉しいです。

使いやすく、戻しやすい収納を目指して、改良中。
あなたは、何が好きですか?
どんな暮らしができたら、嬉しいですか?
好きなものに囲まれて過ごしたい。
家事をできるだけ楽にしたい。
家族とゆっくり過ごす時間を大切にしたい。
心地よいと感じる暮らしは、人それぞれ違います。
だからこそ、まずは自分が好きなものや、大切にしたいことを考えてみませんか。
「私はこれが好き」
「こんな暮らしができたら嬉しい」
そんなふうに、自分の言葉で言えるものを一つ見つけてみてください。
自分の好きなものや、自分に合う暮らしがわかると、何を選び、何を手放すのか、迷った時の判断もしやすくなります。
誰かの理想や、世間の「こうあるべき」に合わせるのではなく、自分にとって心地よい暮らしを考えてみる。
その小さな気づきが、あなたらしい暮らしをつくるきっかけになるかもしれません。

ブロガー さくま ちとせ
手芸好きで、創作が癒しの3児のママ。過去にはチア全国優勝、Kawasaki ZZR250を乗りこなしたアクティブな一面も。右脳と左脳のバランスが取れた才色兼備だが、多忙な毎日を送る中で「余白」という言葉にはめっぽう弱い。

